十谷峠をハンターカブで楽しむ

今日は休日。天気は雨が降ったりやんだりの曇り空。天気予報だと夜から晴れるらしい。ということは天気はゆっくり回復していくのだろう。せっかくの休日なのでハンターカブを久しぶりに走らせることに。ついでに森に囲まれて昼食でも取ろうと思い立つ。

バックパックにテーブル・チェア・水筒・クッカーなど最小限の荷物のみ収納。一応レインウエアも持っていくことに。昼食は途中のコンビニでカップ麺でも買っていこうと思う。

ハンターカブ
ハンターカブ(CT110)



目的地は十谷峠その先、林道五開茂倉線。大柳川を眺めながらのツーリングが楽しめそうなコースである。
甲府方面から国道52号を南下。鰍沢町に入ると途中、県道407号線へ分岐する「十谷峠入口」とういう信号が出てくるので右折。すると大柳川を左に眺めながら峠に入っていく。
ここの地域は稲作が盛んなようで下流付近は黄金色に実った田園が広がり、所々で収穫をしているようであった。

十谷峠
峠入口付近は稲作が盛んである。

ハンターカブの調子はまずまず。このまましばらく走らせると「かじかの湯」という町営の温泉が右手に出てくる。さらに走らせると不動滝の看板が右手に見えて来る。時間も余裕があるため少し寄ってみることとする。
数台置くことができる小さな駐車場がありその先が歩道となる。しばらく歩くと小さな滝が現れる。とても水量豊かな場所であることを再確認できる。

不動滝
右手にでてくる不動滝のの看板。
不動滝
水量豊富な不動滝。

不動滝を後にしどんどん峠を進んでいくとだんだんと山の中へと入っていく。常に左側には大柳川が流れていて、たまに景色が開けると実に見事な河川であることがわかるだろう。
さらに進んでいくと十谷地区の集落にでる。狭い道のため車ではすれ違いが厳しいだろう。この集落は実に雰囲気があり昭和の匂いが色濃く残る地域でもある。どこか懐かしさを感じながらハンターカブを走らせる。すると山の湯という温泉がでてくる。ここは大柳川を眺めながら入れる温泉なのだろう。しかし今日は休みであった。機会があれば入りたいものである。

山の湯
雰囲気がある山の湯の入口。



山の湯をすぎてさらにハンターカブを走らせる。源氏荘という旅館を過ぎればいよいよ目的の林道になるのだがここでハプニングが起きてしまう。
目標の林道へはゲートが閉まってて入れない。どうやら途中路肩が決壊しているようだ。予定を変更し、峠の途中に山道に続く分岐があったためそこを走ろうと考える。

十谷峠
まさかの通行止め。予定の変更をしなくてはならない。

途中分岐を山道方面に入りすすむと舗装されていない道となる。所々岩やぬかるみがありかなり走りずらい。草が生い茂り地面が見えずわだちにハマり一度転倒してしまう。なかなかのオフロードである。タイヤをゴツめのブロックタイヤに変えたばかりであり荒々しい山道を楽しく走らせる。だいぶ山に入るとうっすら霧に包まれ、野リスが何匹か道を横ぎったりとかなりの幻想的な風景である。

十谷峠
林道途中に山道へ分岐があり迷うことなく山道へカブを走らせる。
十谷峠
わだちがある為、登山道というより廃道のような雰囲気である。
ハンターカブ
ここより先は草が生い茂り地面が見えず、わだちにハマり転倒する。

どんどん山中へすすむと今度はスズメバチの姿が多くなり危険な為、進むのを断念する。途中少しではあるが開けた場所があった為、そこで遅めの昼食をとることとした。

昼食はコンビニで買ったトマチリとおにぎり2個。それにコーヒーのお供にランチパックと桔梗屋信玄餅のコラボ。テーブル・チェアを設置し食することにする。
トランギアのアルコールストーブにバーゴの五徳。米軍キャンティーンカップでお湯を沸かす。とても自然とマッチし絵になる。大好きな道具を使いながらの昼食は格別だ。
ランチパックの桔梗屋信玄餅風はたしかに求肥が入っていて信玄餅に近い味がした。気になる方は一度試してほしい。
コーヒーも飲み終わり撤収する頃には富士山も遠くの方で姿を現し始めた。

ハンターカブ
たとえカップ麺とはいえ、この自然に囲まれて食すれば格別の味になる。
ポーレックス コーヒーミル
食後はポーレックスのコーヒーミルでマンデリンを楽しむ。
桔梗屋信玄餅風
コーヒーのお供にランチパック桔梗屋信玄餅風
富士山
帰る頃に富士山が姿を現し始める。天気が悪化せず良かった。

撤収を終え帰路へ。目的としていた林道へは入ることができなかったが結果として内容の濃いツーリングを楽しむことができた。また久々の転倒を味わい、オフロードの奥深さも学ぶことができた。
早く林道が開通し渓流釣りでもしながらデイキャンプでも楽しみたいと思いつつ、今回探索した林道のもっと先はどうなっているのか好奇心が膨らむハンターカブツーリングであった。



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